ヤクルトの新助っ人、アルシデス・エスコバー内野手（３３）＝前ホワイトソックス傘下３Ａ＝が２６日、成田空港着の航空機で来日。「ゴールデングラブ賞を取ることは目標の一つ」と明かした。

　ロイヤルズ時代の２０１５年にゴールドグラブ賞を獲得しており、日米で獲得すればイチロー氏以来の快挙。さらに遊撃手となれば史上初となる。

　守備で大切にしているのは、安定した送球とステップの足の使い方だという。ただ、「守備のプライドも、打撃のプライドもある」と攻守での活躍を約束した。

　来日したのは、１４年の日米野球以来。「日本に来られて光栄です」と勤勉さも兼ね備えるナイスガイは目を輝かせる。来日前にいとこであるＤｅＮＡ・エスコバーやロペス、元同僚で再びチームメートとなる青木らから情報収集してきた。

　「チームの勝利が一番。エスキーと呼んでください」。今季の最重要補強ポイントだった正遊撃手に、メジャーで折り紙付きの名手が君臨する。