ソフトバンク・二保旭が7回1失点でアピール ローテ入りをアピール

 「練習試合、ソフトバンク-ロッテ」(21日、ペイペイドーム)

 12年目で自身初の開幕ローテ入りを狙うソフトバンクの二保旭投手が7回で7安打を浴びながらも1失点と好投した。

 立ち上がりは昨年まで同僚だった福田秀にいきなり先頭打者弾を浴びた。二回も無死から福田光に安打を許したが、続く清田を三振に取った際に女房役の甲斐が二盗を阻止して三振ゲッツーを完成させた。その後連打を浴びて再びピンチを迎えたが、9番・藤岡を遊ゴロに仕留めて乗り切った。

 「先頭バッターに対して、勝負球が一番甘い球になってしまった。3球勝負は悪くないけど、2球目よりも甘い球にしてはいけないと思う。先制点が試合を決めてしまう場合もあるのでしっかり反省したい」

 福田秀に0ボール2ストライクからのチェンジアップが甘く入ったのを悔いたが、「二回以降は、ストレートを多めに使ってバッターを上手く打ち取ることが出来た。球数も投げる事ができたし、全体的には自分らしい良い投球だったと思います」と収穫も口にした。

 三回以降は大きなピンチを作ることなく淡々とアウトを積み重ねた。昨年7月5日のオリックス戦(ほっと神戸)でプロ初先発勝利を挙げた際の自己最長6回と100球を上回る7回を106球で投げ切ったこの日の投球は、先発入りをアピールするのに十分な結果となった。

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