オリックス・宜保 あるぞ!球団史上最年少開幕1番 松井撃ち2点タイムリー

 「練習試合、楽天4-9オリックス」(21日、楽天生命パーク宮城)

 2年目のオリックス・宜保が松井から同点打を放つなどアピール。弱冠19歳ながら球団史上最年少開幕1番が見えてきた。

 2点を追う二回2死満塁だった。松井と初対戦だった初回は直球に当てられず空振り三振。ならばとカウント1-2からの変化球を狙って左前にはじき返す2点適時打にしてみせた。

 「変化球なら当たると思った。打てて良かったです」

 当初は正遊撃手の安達の休養日を任せる2番手として期待されていたが、オープン戦12試合に出場し、・344の高打率を記録したことで状況は一変。二塁を昨季のレギュラー福田と争う立場に浮上した。

 西村監督は「追い込まれてからのヒット。評価してあげないといけない。二塁?福田も状態がいいからね。そろそろ決めないといけない」とうれしい誤算に悲鳴を上げる。

 ドラフト5位入団ながら新人の昨季は2軍で111試合に出場。終盤には1軍でプロ初安打も記録した。成長の理由を問われると「去年までは野手の間を抜くことを考えていた。今年は思いっきり振り抜く中で対応している」と分析する。

 1番は「打席に多く立てる。たくさん立ちたいと強く思っています」と話す。十代の若武者が打線をけん引する。そんな開幕が待ち遠しい。

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