中日のドラフト１位・石川昂弥内野手（１８）＝東邦＝が５日、テニスボールを使ったメンタルトレーニングを実践していることを明かした。部屋の中でもできる「妙技」で、打席での集中力を高めることが狙いだ。

　外出禁止で練習時間も制限される中、石川昂が取り組むのは硬式テニスボール３個の積み上げ。「２個積むのはできるんですけど、３個積むのはめちゃくちゃ疲れるんですよ」と集中力が必要なことを強調する。

　トップアスリートや学校の授業などでも導入されており、石川昂は昨年１２月、「脳レボ」の社長を務めるメンタルトレーナーの川谷潤太さん（３７）から教わり、初体験した。２個までは簡単に積み上げられたが、３個目には苦戦。それでも２０分かけて成功させた。

　「安定して３個を積めるようになれば、打席でもボールが止まって見えるようになると思います」と川谷さん。石川昂は「部屋でやることもないですし、これからもやっていこうと思います」と力を込めていた。