ＤｅＮＡのスペンサー・パットン投手が２３日、神奈川県内で自主練習を行った。平地でのショートピッチングなどで精力的に汗を流した右腕は「一番はコンディションを保つことだと思います。球場にて練習できる日は限られているので、キャッチボールなど自宅では行うことができないことに充てています」と語った。

　１８日夜には自身のツイッターで「今年野球が見たければ自宅で過ごしてほしい」とファンに呼びかけつつ、自宅近くのラーメン店に行列を作っている様子に苦言を呈した右腕。開幕後にセットアッパーとして奮闘するために「一番大事なのは、この間に体が鈍らないことだと思います。シーズンが始まるとなった時に、そこに合わせて最短で準備ができるようにすることが大事だと思います。一個だけ挙げるとすれば、キャンプからずっと取り組んでいるチェンジアップの感覚を失わないようにしています」と明かす。

　外出が制限されていることもあり、自宅での過ごし方について問われると「子どもと遊ぶ時間が多くなっています。一緒にゲームやパズルをしたり、庭の手入れなどもしています。どうしても暗い気持ちになりがちなので、楽しく過ごせるように家族の時間を一番に考えています」。どんな状況下でも前向きな姿勢を忘れない。

　「今置かれている状況は難しく、ひとりで何かできる状況ではないと思いますし、自分ができることを一日一日やっていくことが大事だと思います。いつシーズンが始まってもいいように強い気持ちを持って準備を怠らないようにしています」とパットン。開幕が再延期となった中、来るべき日に備えて入念に準備を整えていく。