オリックス【きょうは何の日】2005年、大久保3年ぶりセーブ&香月プロ初勝利
「オリックス5-4広島」(2005年5月14日、スカイマークスタジアム)
オリックスは六回にクリフ・ブランボーの6号3ランなどで4点を挙げるが、リリーフ陣が打ち込まれ同点に追いつかれる。
八回1死満塁の好機に阿部真宏の右犠飛で勝ち越し。1点リードの九回、仰木彬監督はかつての守護神・大久保勝信をマウンドに送る。安打は許したものの危なげなく後続を打ち取り3年ぶりのセーブを挙げた。
「素直にうれしい。今までケガで出遅れて…これからにかける思いはあります」
お立ち台でそうかみしめるように話した。2003年に右肘手術。前日、1軍初登板で3年ぶりの勝利を挙げたばかりだった。
2001年に新人王を獲得した右腕の復活に指揮官も「タイミングよく大久保が帰ってきてくれた」と目を細めた。
大久保はこの年、守護神として39試合に登板し2勝2敗22セーブ、防御率1・60と見事に復活を遂げた。
ちなみにこの試合の勝利投手は香月良太、プロ初勝利だった。