元日本ハム・田中賢介氏 札幌市に小学校設立へ「北海道に恩返ししたかった」

 日本ハムで内野手として活躍し、昨季限りで現役を引退した田中賢介氏(38)が18日、札幌市内で取材に応じ、同市内に小学校を設立する計画を進めていると発表した。2022年度内の開校を目指す。「北海道に何か恩返しがしたかった。大前提に子どもが好きという思いがあり、それなら将来、北海道を引っ張る子どもたちのために何かやりたいと思った」と説明した。

 既に学校法人「田中学園(仮称)」を設立しており、理事長に就任する予定。1学年50人の計300人を児童とすることや、札幌大が研修に使用していた施設を改修して校舎にするなどの計画を北海道に提示している。今後、正式に認可を申請する方針で、立命大を運営する学校法人立命館に連携を要請し、前向きな返答を得ているという。

 これまでプロ野球選手のセカンドキャリアで、学校経営に乗り出すことは前例がない。古巣の日本ハム・栗山監督は「教育とか子どもの時に何を感じて何を学ぶかは本当に大切。素晴らしいこと。『(田中)賢介が、よくここまで持ってきたな』という感じがする。球団としても選手たちも、そういう思いで、北海道の大切なものになるように応援しています」と背中を押す。

 田中氏は米大リーグ、ジャイアンツでもプレーした経験を持っており、新設する小学校のコンセプトは「世界に挑戦する12歳」だ。私生活では2児の父でもあり「幼少期は人生でも大事な時期。小学生の時期に人生の根を張る作業を一緒にやれたら」と意欲的に語った。

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