日本ハムの栗山英樹監督（５９）が２４日、３年目の清宮幸太郎内野手（２０）に対し、開幕時にフルパワー状態であることを求めた。札幌市内でオンライン取材に応じ「（開幕に合わせて）徐々に（状態を）上げるとか分かるわけない。そこを考えている余裕はないはず」と若手らしいがむしゃらな姿勢を望んだ。

　千葉・鎌ケ谷を拠点にする清宮とは１カ月以上会っていないが、昨年手術した右肘の具合も良好との報告は受けた。指揮官が期待するのは打撃力の進化。「やっぱり打つのが仕事。どれぐらい打てるのかが勝負になる」とゲキを飛ばした。

　１、２軍の振り分けについては実際に見てからの判断となるが、信頼も口にする。「こういう時間を生かしていると信じている」。自粛期間を経てレベルアップした清宮との再会が待ちきれない。