奈良県高野連 7月に独自大会開催を決定 1チーム1試合限定

 奈良県高野連は29日、橿原市内で理事会を開き、最後の夏の甲子園と地方大会が中止となった3年生たちの“集大成の場”として、県独自の対抗試合を行うことを決めた。

 学業の遅れを考慮し、日程は7月11日~26日の土日祝を予定しており、1チーム1試合限定で行われる。トーナメント制を断念した理由について県高野連は「休校が長引き学校行事が後ろ倒しになったことで、平日開催が不可能になった。その中で、トーナメントを途中で切り上げてはという意見も出たが、それなら1試合でも確実に試合をさせてあげたいという結果になった」と説明。

 基本的に3年生全員のベンチ入りを認める方向で調整しているが、ベンチ内の人数は「常時20名」としているため、部員が多いチームについては給水タイムなどでの入れ替えを可能にする。

 また、日本高野連のガイドラインでは「原則、無観客開催」としているが、3年生の保護者のみ入場できないかなども検討していくとした。さらに、抽選会は行わず、県高野連が組み合わせを決める予定。

 理事会後、取材に応じた河井泰晴専務理事は「彼らが今まで目標を目指して頑張ってきたものを発揮する場を作れるのではないか。そこで、仲間たちとの絆を深めることができればということで、高野連がそういう場を提供させていただきました」と決定に至った経緯を明かした。

 次回の6月4日の会議では、引き続き詳細などを協議していく。

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