巨人・重信、代打逆転弾 菅野暗転KOも伏兵が救った!「入ってくれてホッとした」

 「ヤクルト5-6巨人」(26日、神宮球場)

 チーム屈指の韋駄天(いだてん)が劇勝のヒーローとなった。「越えてくれ!」。巨人・重信の思いは白球に伝わった。1点ビハインドの九回に起死回生の1号逆転2ラン。原監督もベンチを飛び出し、何度も手をたたいた。

 九回1死二塁。代打を告げられた重信は守護神・石山を前に一度、心を落ち着かせた。「とにかく次につなげようという気持ちで打席に入りました」。カウント1-1からの3球目を完璧に捉え、打球は右翼席へ。「入ってくれてホッとしました」と笑った。

 早大から2015年度ドラフト2位で入団し、今季で5年目。これまで俊足を生かした走塁と守備で存在感を示してきたが、打撃は課題だった。開幕延期に伴う個人調整期間で石井野手総合コーチから指導を受け、軸足を意識した上での回転運動を反復。力強さは増し、現在は左の代打として勝負どころを託されるまでに成長した。

 「雰囲気自体はすごくいいと思うので、このまま勝ち続けていきたいと思います」

 全員一丸で最大4点ビハインドをひっくり返し、首位を死守した。原監督は「彼の思い切りの良さが出たと思います」と重信を称賛。リーグ連覇、日本一奪還への歩みは止まらない。大躍進の気配が漂う爽快な夜だった。

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