DeNA・ラミレス監督「1勝したぐらいでは」 今永トラ退治8回0封
「DeNA6-0阪神」(26日、横浜スタジアム)
負の歴史にピリオドを打つべく、DeNAのエースが奮闘した。6年連続負け越しを喫している阪神との初戦で、今永が西勇との投げ合いを制し、8回無失点で今季初勝利。「こういう試合を勝ちきっていくことが信頼につながる。自分自身、初勝利。ホッとしています」と安どした。
他の先発陣に大きな刺激を受けての登板だった。開幕戦は5回2失点で降板。その後、浜口や新人の坂本が好投を続け「早く自分もいい投球をして、チームの勝利に貢献したい」という一心で調整を続けた。この日を終えての先発陣の防御率は驚異の1・19。強固なローテの中心に恥じない投球を見せた。
蒸し暑い中、調整にも気を使っている。「水分不足は筋肉系のトラブルにつながる。僕は一日中、体の中の水分量を気にしながらやっている」。自宅では「カフェインが入っていて、利尿作用がある」と茶やコーヒーは飲まず、水だけを摂取。体に細心の注意を払い、高いパフォーマンスにつなげている。
虎を完全に封じ込めての5連勝。ラミレス監督は「非常に大きい勝利」と喜びつつ、「1勝したぐらいでは、向こうはウチに分がいいと感じている」と気を引き締めた。エースの快投を次戦に生かし、価値あるカード勝ち越しを決める。