オリックス、T-岡田特大3ランもドロー 2年ぶり左翼守備「緊張しました」
「西武4-4オリックス」(3日、メットライフドーム)
オリックス・T-岡田らしい大きな放物線を描き打球は右翼席上段まで届いた。六回、ジョーンズの適時打で同点に追いつき、なおも一、二塁の場面。ニールの初球をフルスイングで一度は勝ち越しとなる3ランにした。
「完璧でした。2打席やられていたので積極的にいった結果です」
黒星こそ付けられなかったが、昨季4戦3敗の苦手ニールをKOした一発になった。「去年、僕はいなかったんで」と苦笑いした。
ここまで拙守が目立ったジョーンズを指名打者で起用するため、2年ぶりに左翼守備に就いた。五回1死三塁では森の左前の当たりにダイビングキャッチの美技も飛びだした。
「だいぶ久しぶりで緊張しました。自分なりに全力で頑張ろうと思った」
六回に増井、海田のリリーフ陣が打ち込まれ追いつかれた。だが、今季2戦2敗だった延長戦を何とか引き分けた。
西村監督は「あの本塁打はすごく大きかった」と絶賛。攻守でチームを救うT-岡田が浮上へ導くはずだ。