ヤクルト 山田哲の35打席ぶり適時打で追いつく「コンパクトに」
「中日-ヤクルト」(8日、ナゴヤドーム)
ヤクルトの山田哲人内野手が、35打席ぶりの適時打を放ち、またしても同点に追いついた。先発イノーアが背負った劣勢ムード。それでもヤクルトは諦めない。またしても追いついた。
2点を追う四回だ。エスコバーの中前打に、相手のミスが絡んで無死三塁。続く嶋は四球を選んだ。その後、代打・川端の三ゴロの間に走者が入れ替わると、1死を挟み、2死二、三塁となった。ここで打席には山田哲を迎える。
マウンドには2番手の橋本。カウント2-1からの4球目だった。真ん中に甘く入った直球を見逃さない。「コンパクトに打つことができました」と右前にはじき返し、走者2人が生還。試合を振り出しに戻した。
先発のイノーアは初回に3点を失ったが、直後の二回には自身の来日初打点となる犠飛などで同点に追いついていた。そして再び三回に2点を勝ち越されたが、四回に追いついた。
山田哲は7月に入ってからわずか4安打と、本来の調子には程遠かった。だがこの日は6月27日の巨人戦以来の打点を挙げ、リーグトップタイとなる5盗塁も記録した。走攻守そろった攻撃的な2番へ。ここから調子を上げていく。