オリックス【きょうは何の日】2017年、吉田正復帰即決勝打、試合前に中島に鉄パイプ落下!
「オリックス4-0ロッテ」(2017年7月9日、京セラドーム大阪)
開幕から腰痛のため2軍調整が続いていたプロ2年目の吉田正尚。福良淳一監督は「起爆剤になってくれたらと思って」とこの日の朝、急きょ1軍昇格を決め即スタメンで起用した。
その期待に応えるように吉田正は三回2死満塁で先制の中前2点適時打を放つ。八回にもステフェン・ロメロの適時打で追加点を挙げると、投手陣はディクソン、黒木優太、平野佳寿とつなぐ完封リレーで勝利した。
吉田正は「これまで野球ができないストレス、モヤモヤがあった。不安はまだあるが、少しでも長く貢献したい」と話した。
この日、試合よりも話題になったのが、試合前練習で起きた事故だった。
京セラドーム大阪の5階観客席で広告の設置作業をしていた作業員が誤って長さ約2メートル、重さ6キロの鉄パイプを落下させてしまった。そのパイプがバウンドしてグラウンドで練習していた中島宏之の背中に当たった。病院で検査の結果、右腰から首にかけての打撲と診断されベンチ入りはしたものの出場はしなかった。
当時、中島はうつぶせになってストレッチしていたといい。チームメートの「危ない」の声に反応したため、惨事は免れた。
福良監督は「本人はいけると言ってるが2、3日は無理と思う」、中島も「多少痛みはある」と話した。
当日のスタメンは次の通り。
(4)小島脩平
(6)大城滉二
(D)吉田正尚
(9)ステフェン・ロメロ
(5)小谷野栄一
(7)T-岡田
(3)クリス・マレーロ
(8)駿太
(2)若月健矢
(P)ブランドン・ディクソン