高松南 古市がプロ志望届提出を表明 DeNAなど4球団視察

 「高校野球香川大会・2回戦、高松南4-3香川高専高松」(25日、レクザム)

 高松南の古市尊捕手(3年)がプロ志望届を提出することを表明した。

 NPBスカウトが4球団視察に訪れる中、1番・捕手でスタメン出場した古市。3打数2安打2四球と4度出塁し、1番の役割を果たした。

 中学時代から捕手として練習してきたが、昨夏はセンターでスタメン出場。新チームで正捕手の座に就いた。二塁送球タイムの最速が1・73秒、外野守備でも培った強肩が持ち味だ。なかなか自分に自信を持てなかったというが「甲子園がなくなって、県大会でも見に来てもらえるんじゃないか、逆にチャンスなんじゃないか、と思った」と、チームの勝利と自身のアピールを両立させることを決めた。

 試合は初回、香川高専高松の美馬琢人外野手(3年)にソロ本塁打を打たれるなど、苦しい展開となったが、1点リードされた七回2死二、三塁で、4番・亀山拓洋外野手(3年)が右前へ。二塁走者の古市が三塁付近で転倒しかけながらも、気迫のスライディングで、逆転のホームを奪った。試合後、古市は「あせった気持ちもあったが、バックに助けられた。次の試合は岩市(旺己投手)が楽に投げられるように援護したい」と、26日の観音寺総合戦へ気持ちを切り替えた。

 視察したDeNAの吉見スカウトは「地肩の強さを感じる。足もまずまず。いい選手だと思う」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス