京都外大西・山下を阪神など3球団が視察 奥川から本塁打も放った捕手

 「高校野球京都大会・3回戦、京都外大西2ー0洛西」(27日、わかさスタジアム京都)

 京都外大西は、プロ注目の主将・山下航汰捕手(3年)の先制打などで勝利。Hブロックの決勝進出を決めた。

 阪神らプロ3球団のスカウトが視察に訪れていた中、山下は初回1死二塁の好機で、二遊間を破る中前適時打で存在感を示した。

 上羽功晃監督は山下について「本人もプロ(志望)という話はしてますので。コロナ明けのオープン戦でずっと木のバットを使ってまして、木のバットで強く振らないといけない意識を持ちすぎていて、ちょっとバッティングを崩してますね」と振り返ったように、二回には2死満塁の好機で投ゴロに倒れた。今大会は当初から金属バットを使う方針で挑んでいるが、まだ本調子には戻っていない。

 昨年3月には星稜との練習試合で、ヤクルトにドラフト1位で入団した奥川恭伸投手からホームランを放っており、柔らかいバッティングが持ち味。高校通算は36本塁打。最後の公式戦となる8月2日の京都共栄とのHブロック決勝でも、アピールを狙う。

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