甲子園交流試合、コロナ感染拡大も中止の意見はなし 高野連、開催に全力

 日本高野連は29日、大阪市内で、8月10日開幕の「2020年甲子園高校野球交流試合」の第3回実行委員会を開催。新型コロナウイルスの新規感染者が全国的に増えている状況の中、報道陣からの問いに対して、日本高野連の小倉好正事務局長は「中止という意見は出ておりません」と話した。

 この日の実行委員会では、新たに「緊急対策本部」を設置することも決まり、感染防止には最大限の注意を払っていくことになる。小倉事務局長は「より慎重に対応していくべきだということ(意見)は出ていましたので、緊急対策本部を開きながら、情報を共有して対応していくということで決まりました」と説明した。

 この日の実行委員会では、学校内で新型コロナウイルス感染者が出た花咲徳栄と県岐阜商が、予定通り出場することが確認された他、10日の開会式には当日の第1試合を戦う大分商と花咲徳栄が代表して参加。選手宣誓は、大分商・川瀬堅斗主将と井上朋也主将の2人で実施される。2人による選手宣誓は、春夏の甲子園でもない初めてのことになる。

 また、学校関係者の入場に関しては、野球部員全員と、野球部員全員の保護者・家族(部員1人に付き5人以内)、野球部指導者の家族(1人に付き5人以内)、教職員のみとされる。NPBスカウトは1球団2人以内、大学・社会人・独立リーグのスカウトは1球団1人までとなる。

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