ドラフト候補の日大藤沢・牧原が試合中に流血も決勝ソロ

8回日大藤沢1死 勝ち越しのソロを放ち、右手を突き上げる日大藤沢・牧原巧汰=藤沢市八部野球場(撮影・伊藤笙子)
8回、勝ち越しのソロを放つ日大藤沢・牧原=藤沢市八部野球場(撮影・伊藤笙子)
8回、一塁走者をけん制で刺し、雄たけびを上げる日大藤沢・牧原(手前、打者は慶応湘南藤沢・近藤)=藤沢市八部野球場(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球神奈川大会・2回戦、日大藤沢17-9慶応湘南藤沢」(6日、藤沢八部球場)

 流血しながらハッスルした。今秋ドラフト候補の日大藤沢・牧原巧汰捕手(3年)が決勝ソロを含む3安打3打点。初回の守備で右翼からの本塁送球を顔面で受けて鼻血が出るアクシデントにも屈せず、初戦突破に貢献した。

 両軍合わせて34安打が飛び交い、試合時間3時間42分となったゲームを決めたのは強肩強打の扇の要だった。8-8と同点の八回。先頭で打席に立つと、侍ジャパンU15代表経験を持つ慶応湘南藤沢のスーパー1年生・田上の浮いたチェンジアップを逃さなかった。

 「ちょっと泳いだ」と言いながら、アーチと確信して右拳を突き上げた。右翼へ豪快な高校通算27号。九回無死二、三塁の場面では「自分が決められてよかった」と、右越えの2点適時打でトドメを刺した。

 八回に1点をかえされてなおも2死満塁のピンチには、「バッターを抑えるよりも自分がピックオフでいった方が確実にアウトになるな」とけん制で一塁走者を仕留めた。遠投110メートルの地肩でチームを救ったが、序盤に大量失点したリード面は猛省。「テンパりましたね。そこは自分が幼いというか」。腫れた口元の痛みとともに今後の教訓とする。

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