中京大中京・高橋宏 154キロ完投 プロ7球団が視察

 「高校野球愛知大会・準々決勝、中京大中京4-1至学館」(8日、岡崎市民球場)

 注目の中京大中京・高橋宏斗投手(3年)が今大会初先発で自己最速を1キロ更新する154キロを計測し、5安打1失点で完投した。「9回を投げ抜くつもりだった」とエースの力投で4強を決めた。

 一回に先制されたが、相手の直球狙いを察知すると変化球を織り交ぜ、二回から4イニング連続で三者凡退。二~八回は二塁も踏ませなかった。進学希望を表明する中、この日も7球団が視察するなど注目度の高さは異例だ。

 高橋源一郎監督(41)は疲労を考慮し、9日の準決勝は高橋宏をベンチから外すことを明言。9日は18歳の誕生日だが「いい記念日になる。勝利が一番のプレゼント」と高橋宏。エースはサポート役に回り、決勝と12日の甲子園交流試合・智弁学園戦に備える。

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