張本氏「原監督を評価します」 野手・増田の投手起用に理解示す

 野球解説者の張本勲氏が9日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、今月6日の阪神戦で、11点差を付けられた時点で内野手登録の増田大輝を投手として起用した巨人・原辰徳監督を称賛した。

 司会の関口宏が、OBからクレームが付いたことを紹介すると、張本氏は「賛否両論あると思います。ピッチャーのプライドを傷つけられた、ということはありますし。でも12球団でこれができるのは原監督しかいない。負けゲームと腹をくくれるのは原監督しかいない。監督やってる人はひょっとしたら(逆転も)っていう気持ちは強いですからね。わたしは原監督の采配を評価します」と力を込めた。

 関口が「特に今シーズンは日程が非常に詰まってますから」と付け加えると、張本氏は「ピッチャーの疲労を少しでも楽にしてあげたいという気持ちもあったと思います」とした。また、この日が初出演だった元横綱稀勢の里の荒磯親方は「見てて面白かったですし、メジャーリーグも野手が投げることがありますし、見てる側からすると興奮しました」と異例の采配を純粋に楽しんだことを明かした。

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