大阪桐蔭・西野 高校通算30号!10日最終決戦VS履正社へ

 「高校野球大阪大会・準々決勝、大阪桐蔭15-1香里丘」(9日、豊中ローズ球場)

 大阪大会準々決勝で大阪桐蔭と履正社がそれぞれコールド勝ちを収め、10日の準決勝で対戦することが決まった。今大会は準決勝で打ち切りとなるため、最終戦で因縁の対決が実現。両校とも出場予定の「2020年甲子園高校野球交流試合」が10日に開幕するが、その裏で全国の高校野球ファンが注目する一戦が午後3時半から行われる。両校球児は互いの意地とプライドを懸け、まずは目の前の“大阪頂上マッチ”に全力を注ぐ。

 大阪桐蔭の主砲に、待望の一発が出た。今秋ドラフト候補でプロ志望を明言している西野力矢内野手(3年)が、高校通算30号となる3ランを放つなど、2安打3打点と躍動。今大会19打席目にしてようやく出た本塁打に「やっと自分のスイングができた」と笑みがこぼれた。

 戦友の活躍が背中を押してくれた。11-1と大きくリードして迎えた四回。中学時代からともにプレーしてきた道端良介捕手(3年)が代打で公式戦初出場し、初本塁打を放った。これに刺激された西野は、続く1死一、二塁で初球の高め真っすぐを強振。左中間へ特大のアーチを叩き込んだ。

 「ずっと負けたくないと思っていた。今日は自分のより、あいつ(道端)のホームランの方がうれしかったです」。中学の頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきた親友の頑張りに最高の形で応えた。

 運命の巡り合わせだ。今大会最終戦の相手は宿敵・履正社に決まった。常に頂点を争ってきたライバルとの一戦。気合が入らないわけがない。「強いというのは分かっているので、あとは自分たちの野球をするだけです」と意気込んだ西野。主砲の一発で最大の敵を倒し、甲子園交流試合まで一気に駆け抜ける。

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