中京大中京・高橋「小さい頃から夢見てた舞台で…」最速153キロで締めくくる
「高校野球交流試合、中京大中京4-3智弁学園」(12日、甲子園球場)
劇的な幕切れで無敗のまま中京大中京3年生の夏が終わった。
プロ注目の高橋宏斗投手は試合後のテレビインタビューで、甲子園のマウンドについて「小さい頃から夢見てた舞台。緊張したが本調子ではない中、丁寧に抑えられたのはよかった」と笑顔を見せた。
この日は11奪三振で最速153キロ。エースの役目をしっかり果たした。試合終了直後は涙ぐむようなシーンもあった。
智弁学園の2年生投手・西村王雅との投げ合いとなったが「西村君もいいピッチングで負けられないと。お互い切磋琢磨できた」と満足げに振り返った。
昨秋から無敗で高校野球を終えることには「コロナがあったり苦しいことがあったがキャプテンを中心に多くの声かけをやって、いいチームに仕上がったと思う」と仲間に感謝の言葉も。
高橋源一郎監督はエースについて「本来の指のかかりではなかったが、七回ぐらいから本来の気持ちの入った投球になったので、120球ぐらいで替えようかと思ったがラストゲーム、エースに任せようと。最後まで投げてくれたことを嬉しく思う」と最後を投げ斬ったエースにねぎらいの言葉をかけていた。