近江が決勝進出 プロ志望届提出の長谷川が高校初アーチ 滋賀V王手

 「高校野球滋賀大会・準決勝、近江8-2滋賀学園」(13日、皇子山球場)

 近江が夏の県の公式戦では7年連続となる決勝進出を決めた。14日の決勝戦に勝てば3年連続の優勝となる。プロ志望届を提出した近江・長谷川勝紀捕手(3年)が、高校での自身初アーチを放つなど勝利に貢献した。

 「先制点を取った後の追加点が課題なので、塁に出ることを考えました」

 1点リードの二回だった。先頭から打席に立つと、思い切りのいいスイングで右翼ポール際に追加点となるソロ弾を放った。「ライトフライかと思って、思ったより伸びました。3年生の応援のおかげです」と感謝した。

 「(多賀監督からは)『コロナ期間でどれだけ自分のできることをできるか』と言っていただいたので。素振りをして、コロナ期間でスイングスピードは速くなったと思います」と長谷川。この日視察に訪れた阪神などプロ4球団の前で、アピールの一発となった。

 また、同じくプロ志望届を提出した近江・土田龍空内野手(3年)は4打数無安打だったが「明日に切り替えていきたい」と気合。近江・多賀章仁監督は「前回(9日の準々決勝)から、1日休んでの練習がすごくいい練習だったので。3年生32人全員が、今日が最後の練習だ(という気持ち)と。甲子園大会があったら全国を取れるだけのチームだったと彼らにお礼を言いました」と振り返りながら、時折声を詰まらせた。チーム一丸となって優勝を狙う。

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