川口&古川 山梨学院1年生リレーで制した 本来のエース吉川はスタンド観戦

 力投する先発投手の山梨学院・川口(撮影・中田匡峻)
 7回、白樺学園・宮浦(右)を三振に仕留め、雄たけびを上げる山梨学院・古川(撮影・高部洋祐)
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 「高校野球交流試合、山梨学院8-3白樺学園」(17日、甲子園球場)

 大阪桐蔭が甲子園では初となる東海大相模(神奈川)との名門対決を制した。2-2で迎えた八回1死二、三塁で、主将・藪井駿之裕内野手(3年)が決勝打を放ち、高校野球を有終の美で飾った。第2試合は尽誠学園(香川)が智弁和歌山を圧倒、第3試合は山梨学院が白樺学園(北海道)に快勝し、甲子園交流試合の全日程が終了した。

 そろって甲子園デビューとなった1年生投手のリレーで試合を制した。先発した山梨学院の川口龍己投手は4回0/3を2失点。登録変更でメンバー入りした古川秀将投手が5回1失点。親子で初めて聖地にベンチ入りした吉田洸二監督(51)と健人部長(23)へ勝利を届けた。

 本来エースナンバーを背負うはずだった吉川大投手(3年)が山梨の代替大会決勝で打球を顔面に受け、左ほほを骨折。それでも指揮官は「吉川の取り組む姿勢があったから」と“エース”の存在をたたえた。

 背番号1を託された古川は先輩へ「最低限の仕事はできました」と“代役”の仕事を全うし、喜んだ。この日、本来のエースはスタンドから観戦。聖地のマウンドは逃したが、頼もしい後輩らの活躍を目に焼き付けた。

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