オリックス【きょうは何の日】1995年、野田完封&イチロー90得点でM19!
「近鉄0-6オリックス」(1995年8月25日、藤井寺球場)
米子で連敗を止めたオリックスが野田の好投もあって近鉄に快勝。イチローも2得点で90得点まで数字を伸ばし優勝へのマジックを19とした。最短優勝は9月6日となった。
初回2番に入れた本西厚博が口火を切る右中間二塁打、ニールの右前打でのどから手が出るほどほしかった先制点を挙げる。
四回には中嶋聡が左翼席へ一発。
「スライダーかフォークだと思います。いい感じで運べました。グリーンスタジアムだったら入ってましたかねえ」
さらに調子づいたニールにも一発。D・Jも連続適時打で3打点。先制、中押し、ダメ押しの理想的な攻撃。
仰木彬監督は「昨日の決起集会が良かったんやないか。タイミング的にもね」と選手だけで行った団結会を知っていた。北新地で偶然見かけたとか。
「おっ、やっとるなと思ったよ」
投げては野田浩司が危なげない投球で今季初完封。
デイリー評論家の今井雄太郎氏は「久しぶりにオリックスらしい試合だった。野田が光った。フォーク、カーブ、スライダーのキレ味が抜群。ただ、一、二回はフォームが横振れで不安定だったのに無傷で終わらせたのは中嶋の好リードがあったから。打者を幻惑する配球をしていた」と快勝の裏に中嶋の好リードを勝因に挙げていた。
当日のスタメンは次の通り。
(9)イチロー
(5)本西厚博
(3)D・J
(D)トロイ・ニール
(7)高橋 智
(2)中嶋 聡
(8)田口 壮
(4)松山秀明
(6)勝呂壽統
(P)野田浩司