「練習試合、関大６－１０大商大」（２７日、関大グラウンド）

　今秋ドラフト候補で最速１４７キロ左腕の関大・高野脩汰投手（４年・出雲商）が、大商大とのオープン戦に先発。５回３安打３失点という結果だったが、阪神らプロ８球団１５人のスカウトが視察に訪れるなど、注目度の高さをうかがわせた。

　「後半に自分の思ったボールが投げられましたけど、立ち上がりが良くなかったです。徐々に体がなじんできたというか、立ち上がりはいつも（良くない）ですね。最初からしっかりいかないと」

　初回に２四球が絡んで２失点すると三回には２死からソロ弾を浴びた。それでも、この日は最速で１４４キロを記録するなど、徐々に本来の投球を披露。ネット裏のプロスカウト陣からの熱視線を「来てもらうと緊張しますね」と振り返ったが、「（志望は）プロ一本です」と決意は固い。

　「（秋のリーグ戦では）春がなかった分、秋でしっかり抑えたいと思います。チームの優勝と、どの相手からでも完封したいです」と限られた中でアピールしていく。