明石商の中森「上のレベルで」来田「小さい頃からの夢」そろってプロ志望届を提出

プロ志望届を日本高野連に提出した明石商の来田(左)と中森(撮影・後藤亮平)
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 日本高野連が10日、公式ホームページのプロ志望届提出者一覧を更新し、卒業後の進路が注目されていた明石商・中森俊介投手と来田涼斗外野手(ともに3年)が、プロ志望届を提出。同校グラウンドで報道陣の取材に対応し、2人そろってすがすがしい表情を見せた。

 「大学と迷ったんですが、チャンスがあるなら挑戦したいと思いました。もっと上のレベルでやりたい」。最速151キロで世代ナンバーワン右腕の中森は進学とプロの間で揺れていたが、両親や狭間善徳監督(56)と話し合いを重ね、先週ようやく決断。狭間監督との最終的な話し合いで、自ら「プロに行きたいです」と伝えたという。

 一方、社会人野球との選択に悩んでいた来田も「小さい頃からの夢をかなえたいというのが一番にあった」と、プロ入りを目指すことを決意した。

 ともに今秋ドラフト上位候補ながら、甲子園交流試合後も進路についての明言は避けていたが、ついに幼い頃からの夢を追いかける決意を固めた。あとは、吉報を待つだけだ。

 「プロでは違う球団で対戦してみたい」と夢を膨らませた中森と来田。来年、どんなユニホームを着て笑顔を見せるのか。大きな期待と少しの不安を抱えながら、10月26日のドラフト会議を待つ。

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