松山商、エース左腕の松崎が9回4安打完封「目標は甲子園」 四国大会愛媛予選
「秋季高校野球愛媛大会・中予地区代表決定戦、松山商5-0伊予農」(15日、坊っちゃんスタジアム)
松山商のエース左腕・松崎来雅投手(らいが、2年)が9回を4安打に抑えて完封勝利を挙げ、県大会進出を決めた。
この日は「内と外の投げ分けを意識した」という松崎。「ボール先行になった。もっとバックを信じて打たせていかないといけない」と、反省が口をついた。
夏の代替大会の影響で新人戦がなく、新チーム初の公式戦。エースとして登板し、4番も務めた。大野康哉監督からも「お前が引っ張っていけ」と、期待をかけられている。「自分がやらないといけない。目標は甲子園です」と、強い自覚を持って語った。
打線は初回2死二、三塁で5番・日野裕一郎外野手(1年)の2点適時打で先制。その後は得点圏走者を進めながら、あと一本が出ない展開が続いたが、八回1死満塁、山本皓葉外野手(2年)の適時打などで3点を加え試合を決めた。
次戦の県大会は10日以上期間が空き26日に開幕する。大野監督は「きょうは打つこと以外はできたと思う。(試合までに)もう1回やり直しができるので」と、さらなるチーム力向上へ余念がなかった。