オリックス・田嶋がプロ初完封 がんばろうKOBEユニのほっと神戸で2安打熱投

「がんばろうKOBE」を右腕に刻み、力投するオリックス・田嶋=ほっともっとフィールド神戸(撮影・高部洋祐)
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 「オリックス2-0楽天」(16日、ほっともっとフィールド神戸)

 オリックス・田嶋大樹投手がプロ3年目にして初の完封勝利を飾った。最速151キロの直球を軸に楽天打線を9回2安打無失点で今季2勝目をつかんだ。

 オリックスは今回のほっと神戸での3連戦で、1995年の復刻ユニホームを着用。「がんばろうKOBE」を合言葉に優勝した“強いオリックス”を思い起こさせるように、田嶋がマウンドで躍動した。

 終始、危なげない投球だった。三回2死から茂木にこの日初安打となる中前打を許したが、続く田中を外角直球で見逃し三振。五回一死から岩見に二塁内野安打を許したが、後続を断った。前半はキレのある直球を軸に押していく投球。後半はカットボールなど変化球も巧みに交えた。

 7月2日以来の勝利を飾った田嶋はお立ち台で「うれしい、それだけですね。初回からストレートでどんどん押していけて僕のピッチングができた」と振り返った。「今後も今日のようなピッチングを継続してチームに貢献していきたい」と力を込めた。

 一方、打線は五回の先頭打席で杉本が楽天先発・涌井から先制ソロ。杉本が放った打球は、高々と舞い上がり左翼ポールの上を通過する飛球。フェアかファウルか際どかったが、三塁塁審が本塁打の判定。すかさず、楽天ベンチがリクエストを要求したが、リプレー検証の結果、本塁打と認められた。

 15日の同戦で史上初となる育成ドラフト出身者の新人選手による初打席本塁打を放った大下は「7番・一塁」で2日連続でスタメン出場。杉本の先制本塁打の直後だった五回の打席で左前打を放った。七回には伏見が今季2号ソロを放ち、リードを広げた。

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