オリックス中嶋監督代行 元気印の大下は「週末になると声が枯れてくる」

 「オリックス6-3西武」(19日、京セラドーム大阪)

 初回に安達の適時打で先制しながら、六回に追いつかれるという苦しい展開。その裏、1死満塁からロドリゲスが2点二塁打を放った。七回には無死一、二塁から福田の三塁前へのバントが悪送球を誘い追加点を挙げた。

 中嶋聡監督代行はロドリゲスについて「ほんと、悪かった時期と全然違う、彼本来のセンター方向に入っていっているというのが非常に良いことだと思う。配球だったり、いろいろあると思うけど、ボールをあんまり追いかけなくなったのは良いことだと思うし、もっともっと良くなりそうな気配がしますけどね」

 1番・福田は4出塁に2盗塁、バント安打と大活躍。

 「最高のリードオフマン。最高の仕事だったと思う。(七回のバント)ああいうのがセーフになる足もあり、小技も持っているし、チャンスメークもできるし、いろんなことができる選手だと思っているんで」

 投げては山崎福が7回1失点の好投。

 「元々良かったテンポと、真っすぐも球速も戻っている感じがしましたし、プラス緩急があれば、戻ってくると思っていましたし、きょうは良かったですよね、内容も。サチ(山崎福)自身も、10回くらい先発していて3回くらいしか(試合が)壊れたことがなかった、で、内容が伴わなくなってきたのが疲れかなと。それで、またそういう投球をして、ローテをつかんでいくのかなと思います」

 この試合から5000人の上限が外れ、スタンドに8594人の観衆が入った。

 「正直ね、ありがたいですけど、正直ね、そんな余裕もなく終わった感じで、非常に入っているなっていう中で、まだスタンド見る余裕はなかったですね。最後勝って戻る時に、いっぱい入っているなあって」

 観衆が増えた中でもルーキー大下の声は目立った。

 「持ち味なんでね、週末になると声が枯れてくるけどね」

 中嶋監督代行は就任以来、26試合で11勝14敗1分けとなった。

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