神戸弘陵が8強進出 投手兼野手のプロ注目・時沢が好救援

 「秋季高校野球兵庫大会・3回戦、神戸弘陵2-0東洋大姫路」(22日、姫路ウインク球場)

 2回戦で優勝候補だった報徳学園を下した神戸弘陵が、延長戦を制し8強入りを決めた。

 両先発投手の好投により、0-0のまま迎えた七回。2死満塁のピンチを背負ったところで、「1番・一塁」で出場していたプロ注目の時沢健斗投手(2年)がマウンドへ。「いつでもいける準備はしてたので『キタ!』と思いました」と初球を打たせてゴロに打ち取った。

 その後も与えた安打は1本のみで、最速144キロの直球と6種類の多彩な変化球で、3回1/3を無失点。また、打ってはスイッチヒッターの時沢。この日も相手投手の球筋を見極めながら両打席に立った。

 野球を始めた小2から中3までは捕手が本職で、先発した山河斗真投手(2年)とは小4の頃に出会い、中学まで同じクラブチームでバッテリーを組んでいたという。だが、中学野球を終えた頃、急に「速い球投げられると思うから、高校からはピッチャーやるわ」と転向を宣言。今では同じポジションのライバルとなったが、「今の方がたのしい。山河と毎日エース争いしてます」と練習からお互いを高め合っている。

 「強いチームがそろうブロックなので油断はできない。ここからまた気を引き締めていきます」と意気込んだ時沢。99年春以来の甲子園出場をつかむためにも、投打でチームをけん引していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス