西武3000勝 木村、同点弾含む4打点

 「西武6-5日本ハム」(23日、メットライフドーム)

 西武・木村は0-3の四回2死一、三塁、2球目の速球を完璧に捉え、左中間へ同点5号3ランを突き刺した。右手首痛から復帰した中村の安打で広がった好機での一発に「中村さんが復帰後の1本目を打ってチャンスで回してくれた。絶対にものにしようと打席に入った」と胸を張った。

 五回2死一、二塁ではフルカウントから右前へ痛烈にはじき返して貴重な追加点を奪った。満塁策で回ってきた打席に「意地でも打ってやろう」と気合をバットに乗せた。

 木村自身も急性腰痛から前日22日に1軍に戻ったばかり。復帰2戦目の試合前、「倍返し」と書かれたまんじゅうを手に円陣で声を出してチームを鼓舞。所沢移転後、球団名に西武を冠して通算3000勝。逆転でのCS進出に向けて「ここから意地を見せたい」と威勢よく話した。

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