「ソフトバンク３－３オリックス」（２４日、ペイペイドーム）

　オリックスは勝てば２０１６年以来のソフトバンク３タテだったが、勝ちきれなかった。中嶋監督代行は怒りを押し殺すように振り返った。

　同点の五回に若月の適時二塁打などで２点を勝ち越した。直後の守り、張奕は２死二塁から中村晃にカーブを２ランにされ、試合を振り出しに戻された。

　「あの場面でのバッテリーの攻め方が違う気がします。あそこのやり方は納得がいかないですね」

　詳細については「作戦上のことなんで」と明かすことはなかったが、一発だけは避けなければいけない場面での被弾に、捕手出身の指揮官としては不満が残った。

　３カード連続勝ち越しで首位を相手に２勝１分け。それでも「勝てなかったのはまだまだ足りないのだと思う」と厳しい表情を崩さなかった。