オリックス・中嶋監督代行 大城ヒーローの予感も「本当に打ったんでびっくり」
「楽天5-6オリックス」(21日、楽天生命パーク宮城)
オリックスは同点の九回に大城の1号ソロで勝ち越し。その裏2死満塁のピンチを迎えるがディクソンが抑え逃げ切った。
中嶋聡監督代行は決勝弾を放った大城について「最近、ちょっと打撃練習でも調子が上がってきていて、田口ともいくんちゃうって言う話をしてたんで、本当に打ったんでビックリしましたけど」とヒーローの予感を口にしていたことを明かした。
取って取られてのシーソーゲーム。2カ月半ぶりの先発となった榊原が原因と話す。「よーいどんの4点は悪い榊原ですよね。四球が絡んでのあれ(失点)。久々の分を差し引いても。そのあと立ち直ったというかあれができるなら最初からどういう準備をして、入るべきなのかを次のときに考えてほしいですね」と、あえて苦言を呈した。
一方で打線の粘りは評価した。「普通に4点取られて向こうの一番勝っている投手(涌井)ですから(逆転は)難しいかと思いましたけど、点取ってすぐ、ひっくり返してくれてというのはいいことだと思います」
これまでは逆転を許すと諦めたようになる試合が多かった。反発力が見えた試合だった。「それが粘りにもなってもいますし、(まだまだ)追い越せないというのはあるんですけど。どんな点数になろうと追いかけていかないといけないし、追いつかれても絶対離していかないといけない。それがこういう接戦で勝っていくというのはすごくいいことですね」
終盤で追いつかれても再び引き離して勝ちきった。強さを感じられる一戦となった。中嶋監督代行は就任から52試合で23勝26敗3分けとなった。