ソフトバンク・千賀 5年連続2桁の10勝目 防御率タイトルも視界に

 8回ロッテ2死三塁、中村奨を空振り三振に仕留め、ガッツポーズするソフトバンク・千賀=ペイペイドーム
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 「ソフトバンク2-0ロッテ」(28日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクの千賀滉大投手が8回無失点12奪三振の快投。今季10勝目をマークして自身5年連続2桁勝利を達成した。チームでは攝津以来(11年~15年)の記録となった。

 また、規定投球回に到達。あと7イニングを投げれば、シーズンの規定投球回をクリアできる。「そこは達成したい」。次回登板で7回無失点と好投すれば、防御率は2・18となり、現在パ・リーグトップの山本(オリックス)を抜くことになる。しかし、タイトルへの欲はない。「今年は出遅れて開幕に間に合わなかったし、中途半端な投球が多かった。タイトルの事なんて考えたら、前半戦は防御率4点台だったピッチャーが何言っているんだって感じです」と笑い飛ばす。

 とはいえ、10月は4度の先発登板で計2失点したが、自責は0で防御率0・00だ。「まだまだ突き詰めるところはある」。これでもまだ本調子でない。持ち前のフォークボールだけではなく、千賀という投手自体のポテンシャルが「お化け」そのものだ。

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