大島康徳氏 藤川球児引退試合は「一野球人としての感謝とリスペクトの世界」

 元日本ハム監督で野球解説者の大島康徳氏が15日、公式ブログを更新し、阪神・藤川球児投手の引退試合を巡る一部の議論に苦言を呈した。

 藤川は10日に甲子園球場で行われた巨人戦の九回に登板。12球全てストレートを投じ、坂本と中島を三振、重信を二飛に打ち取って現役を終えた。この試合を巡り、重信が三振しなかったことや、公式戦で引退試合を行うことなどへの論議がネット上を中心に起き、15日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」でもこの話題が取り上げられた。

 「ワイドナショー」を見ていたという大島氏は「藤川球児投手の引退試合に関してどうのこうのという事が起きたとか?ほんの一部の方の正論なのだと思いますが それがテレビで取り上げられること それ自体が残念です」と嘆いた。

 大島氏は「リスペクトなんですよ。チームは違えど同じプロ野球という社会で生きてきた仲間として素晴らしい花道を作って送り出してあげたい それは一野球人としての感謝とリスペクトの世界なのです」と、野球人の心情を説明。「そのことは皆が分かっていてファンの皆さんも分かっていること」と、ファンも含む球界の常識だとした。

 その上で「皆、それぞれ色々な社会で生きていて その社会にはそこで生きてきた人にしか分からないことがある。何でもかんでもケチをつければいいという問題ではない」と苦言を呈していた。

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