「日本シリーズ・第３戦、ソフトバンク－巨人」（２４日、ペイペイドーム）

　巨人・坂本勇人内野手（３１）が２３日、ＴＢＳ系ドラマ「半沢直樹」の決めゼリフを引用して大逆襲を誓った。「やられたらやり返す。倍返しだ！」。８年ぶりの日本一奪還へ、主将が流れを変える。

　大阪から福岡に新幹線で移動し、到着後すぐにユニホームに着替えてペイペイドームで全体練習。背番号６は普段通りシートノック、フリー打撃とリラックスした表情でこなし、２４日の日本シリーズ第３戦に備えた。

　第１戦、第２戦とソフトバンクの前に完敗。特に２２日の第２戦は２－１３と目を覆いたくなるような惨敗だった。そんな中、坂本は２試合で６打数２安打２四球と奮闘。出塁率・５００と低調なＧ打線を鼓舞し続けている。

　「食事会場でとんこつラーメンを食べて、英気を養って明日の試合に備えます」。ペイペイドームでの通算成績は２１試合に出場して打率・３２１、２本塁打、９打点。「引き続き打てるように頑張ります」と語った。

　通算２０００安打を達成した後のお立ち台。主将は次に達成したい夢をＧ党に伝えていた。「昨年の悔しい気持ちがありますので、絶対に日本一になってファンの皆さんと喜びたいと思います」。伝統球団の看板を背負う責任と覚悟を力に変え、反攻の旗手となる。