DeNA今永、ネットスロー解禁 キャッチボールは1月中にも
昨年10月に左肩のクリーニング手術を受けたDeNAの今永昇太投手(27)が10日、神奈川県横須賀市の2軍施設でリハビリを行い、肩への負担を考慮してテニスボールでネットスローを開始した。
バンダナを巻いた今永はさながらテニス選手になりきっていた。手にしたのもテニスボール。「数カ月、投球してなかったのでいきなり硬球を投げるよりは」。肩の動きを確かめながら5メートルほど先のネットに向かって左腕を振った。
昨年12月に医師からキャッチボールの許可が下りても「寒い時期なので」と自重してきた。「今月中に再開する予定です」と話したが、気温が低い中で無理をする必要はない。復帰のめどは決めておらず、慎重な姿勢を貫いている。
この日はアップ中にすれ違ったドラフト3位の松本(横浜)に「俺のサイン持ってくるなよ」とひと言。6日の入寮時に自身のサインを「宝物」として持ち込んだ18歳の緊張をほぐした。「復帰したときにチームを引っ張れるように」。エースが着実に復帰ロードを歩む。