投壊の巨人 原監督は戸郷に苦言「中4日とはいえね」自力V消滅の話題は逆質問

 「ヤクルト11-10巨人」(26日、神宮球場)

 巨人が乱打戦で力尽き、自力優勝の可能性が消滅した。6月26日での自力優勝消滅は球団史上最速。首位・ヤクルトとは再び11ゲーム差に開き、5カード連続の負け越しとなった。

 8-8の八回、1死一、三塁のピンチ。6番手・平内が村上にバックスクリーンへの特大3ランを浴び、万事休す。九回は2点を返す粘りを見せたが、一歩及ばなかった。

 誤算だったのは先発の戸郷。三回途中6失点と崩れ、原監督は「もうちょっと粘って欲しかったね。戸郷にはね。中4日とはいえね」と苦言を呈した。八回、村上に痛恨被弾の平内には「平内はまあ、勉強よ。うん。勉強」と責めることはなかった。

 自力V消滅の可能性には「なくなったって、どういう意味?」と逆質問。報道陣から説明を受け「我々はそういうことはね。まあ、やっぱりベストを尽くすだけだから」とだけ語った。

 この3連戦は両軍合わせて18発が飛び交った。巨人は計32失点を喫し、投手陣が打ち込まれた。

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