屈辱4位 巨人の敗因“大勢頼み”脱却できず「6~8回を固定できなかった」評論家の視点

 CS進出の望みが完全に消えガックリの原監督(右)=撮影・三好信也
 8回、高梨が作った無死満塁のピンチを3者連続三振で切り抜けガッツポーズの大勢(撮影・三好信也)
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 「DeNA1-0巨人」(1日、横浜スタジアム)

 巨人が競り負け、1試合を残して4位が決定。原監督が率いた16シーズンでは06年の4位以来となる、2度目のBクラスが決まった。

 5月初旬に首位から陥落すると、その後は浮上できず。終盤は阪神、広島と激しい3位争いを繰り広げたが、24日の中日戦から痛恨の3連敗でAクラスすら逃してしまった。

 2年連続V逸、17年以来5年ぶりBクラスとなる最大の“敗因”は何だったのか。

 巨人OBでデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「やはり6、7、8の3イニングを最後まで固定できなかったことだろう。大勢という守護神で出てきながら、ビエイラ、デラロサの不調はもちろん、中川の不在も痛かった。最後まで大勢頼み。高梨は頑張ったが、山口、鍵谷、井納など、働くべき投手がパッとしなかった」と振り返った。

 この日は八回、高梨が無死満塁のピンチを招くと原監督は大勢を投入。フル回転の右腕は三者三振で期待に応えたが、勝利には結びつかなかった。

 攻撃陣では主砲岡本和の不調が長引き、坂本も万全ではなかった。ただ、岡本和は30本塁打をマークしており、終盤は中田が4番でけん引した。関本氏は「20本塁打以上が5選手もいてBクラスなんて笑いもの。いかに投打がかみ合わなかったか。史上初のプロ初勝利8人なんて言っているけど、裏を返せばそれだけいなかったということ。失点はリーグワーストだし、投手陣の責任と言わざるを得ない」と言い切った。

 巨人は20日のドラフト会議で1位指名を高松商・浅野でいくことを公表している。「ドラ1を野手でいくと言っているが、ドラフトでは2巡目以降、FAや外国人でリリーフ投手の補強をすることになるだろう。首脳陣も含めてどう整備していくのか、オフは大きく動くかもしれないな」と語った。

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