中日・細川 満弾!両リーグトップ6号“人生初”劇弾「打点がたくさんつくのはいい」

 「中日11-1DeNA」(29日、バンテリンドーム)

 天性のホームランアーチストが描いた放物線に、誰もが息をのんだ。六回1死満塁。中日・細川が森唯のチェンジアップを捉えた。舞い上がった打球は左翼席に着弾。両リーグトップとなる6号は自身初のグランドスラムだ。

 「緩い球にしっかり止まって打てた」とうなずいた会心の一発。満塁弾の記憶はないが「1本で打点がたくさんつくのはいいですね」と笑った。

 大暴れだった。三回2死二塁は左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち、五回1死は左前打。3安打5打点で中軸の役割を果たした。

 24本塁打でブレークした昨季以上の活躍を見せる今季。しかし、キャンプは不安でいっぱいだった。「周囲から『大丈夫』と言われたけど、何も分からなかった去年と違って、今年はいつ降格になるか怖くて仕方がなかった」と振り返る。

 憂鬱(ゆううつ)な気分を振り払ってくれたのは中田だった。キャンプ後のバンテリンドームでの初練習で「この広さの球場が本拠地で去年24本やろ?絶対、自信持ってええで」と声をかけてくれた。プロ通算305本塁打の大砲からの言葉に「素直にうれしかったです。もっと自信持っていいんだと」。前向きに移籍2年目へ向かえた。

 チームは今季最多11得点の大勝で再び貯金1。2位・巨人と0・5差で、首位・阪神と2差だ。「もっともっと打っていきたい」。細川が豪快なアーチでチームをけん引していく。

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