東洋大姫路 今春センバツ準Vの報徳を撃破 2年ぶり春4強入り

 「春季高校野球兵庫大会・準々決勝、東洋大姫路5-1報徳学園」(29日、姫路ウインク球場)

 準々決勝4試合が行われ、東洋大姫路が5-1で今春センバツ準Vの報徳学園を下して2年ぶりの春4強入りを果たした。須磨翔風は神戸学院大付に延長十一回タイブレークの末に5-3で勝利、明石商は神戸国際大付にサヨナラ勝ち。社は育英に七回表時点で3-2とリードするも悪天候で打ち切りとなり、1日に明石トーカロ球場で継続試合が行われる。

 東洋大姫路が今春センバツ準V校を投打で圧倒した。夏を見据えての戦いであることは前提であるものの、付け入る隙を一切与えず。ゲームセットの瞬間、雨中でナインの笑顔がはじけた。

 背番号「10」の最速145キロ右腕・中島賢也投手(3年)が先発し、9回3安打1失点で公式戦初完投。二回2死三塁の遊ゴロ間に失点しただけで適時打も許さず、13奪三振と躍動した。「気持ちで負けないことは決めていた。強気で攻められた」。打線は二回に5安打を放つ打者一巡の猛攻で一挙5得点。2年生6人が先発に名を連ね、下級生中心のメンバーで勝ち切った。

 報徳学園は最速151キロ右腕の今朝丸裕喜投手(3年)、主将・間木歩投手(3年)と主戦投手を温存。2022年4月から同校の指揮を執る岡田龍生監督(62)は「飛車角抜きでやってもらいました。まだ勝ち方を知らない」と小技のミスが出たことなどを指摘し、手綱を緩めなかった。

 「春勝たないと夏に結びつかない」と指揮官。19年夏に履正社を甲子園優勝に導いた名将の指導が、着実にチームに浸透してきている。

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