慶大1年生・渡辺 初出場初打席でサヨナラ弾「まだ夢の中みたい」 昨夏甲子園V捕手殊勲

 「東京六大学野球、慶大2-1法大」(29日、神宮球場)

 3回戦2試合が行われ、いずれも延長戦までもつれる白熱した試合となった。慶大は、慶応高の昨夏甲子園Vを正捕手として支えた1年・渡辺憩捕手(慶応)が初出場初打席でサヨナラ弾を放ち、法大から勝ち点を獲得。早大は明大から5季ぶりの勝ち点を取った。

 頂点をつかんだ底力はダテじゃない。先輩たちにもみくちゃにされ、満面の笑み。渡辺憩が衝撃のデビュー弾を放った。

 「1年生で使ってもらったので、フレッシュな気持ちで、まず塁に出ようと打席に入りました。まだ夢の中みたいです」

 1-1の延長十二回1死に代打で打席へ。カウント3-1となったが、「監督が“行け”と。直球を張ってフルスイングしました」と高め135キロ直球を振り抜いた。打った瞬間それと分かる一発に、打球を目で追わず崩れ落ちる法大ナインも。史上初となる1年生の初打席サヨナラ弾を左翼席へ運び決着をつけた。

 ともに全国制覇を成し遂げた丸田は、一足先にリーグ戦デビュー。この日も1番を任され初盗塁を決めるなどしており、刺激を受けた。「いつかチャンスがくると準備していた。僕たちが活躍することで、チームも強くなる」。フレッシュな慶応旋風を神宮に巻き起こす。

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