塹江 中崎の教えで先発ローテに入る 直伝チェンジアップで躍進誓う
広島の塹江敦哉投手(19)が24日、宮崎県日南市にこの日入った先乗り自主トレ組と合流。先発ローテ入りして“師匠”でもある守護神にバトンをつなぐと誓った。抑えの中崎とはここまで日南で合同自主トレをともにした。学んだことを完璧にマスターし、師弟リレーを実現する。
志願して初参加した合同トレ。「シーズンを戦っていく中で、身になることがあると思う。それが結果につながっていければいい。先発にこだわりがあるので、ローテに入ってザキさん(中崎)につなぎたい」と気持ちを高ぶらせた。
最大の収穫は、中崎から伝授されたチェンジアップだ。これまでは、人さし指と中指をボールにかけていたが、これを中指と薬指に変更した。
「(今までは)チェンジアップを投げるときにフォームが変わっていたのですが、真っすぐに近いフォームで投げられる。キャンプでつかみ切れるか分からないですけど、武器にしたい」。最速153キロの直球に遅い変化球が加われば、投球の幅もぐんと広がる。
昨年は初めて春季キャンプ1軍スタートとなったが、3日目に右脇腹痛で離脱した。「今年は同じ失敗をしないようにしたい。それは、シーズン中でも同じこと」。成人式を終えたばかりの左腕は、一回りも二回りもレベルアップを目指す。