広島・緒方監督、調整不足の戸田を2軍降格「やるべきことやっていない」

パレードの時、雨の中声援を送る沿道のファンに手を振る広島・緒方孝市監督=宮崎・日南(撮影・吉澤敬太)
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 「広島春季キャンプ」(5日、日南)

 第1クールが終了。緒方孝市監督は、調整不足と左ひじの状態が上がらない戸田を、7日の第2クールから2軍に降格させると明言した。

 戸田は前日4日にフリー打撃に初登板。下水流と安部に投げ、下水流には左越えソロを浴びるなど45球中、安打性の当たりが8本を数えた。左ひじにはサポーターをして、この日はキャッチボールも行わずノースロー調整だった。

 「肘の不安はあるけれど、メニューについていけそうにない。体も2月の体じゃない。1年目の新人じゃないんだし、やるべきことをやっていない」。荷物をまとめた戸田は「しっかり治して、頑張りたい」とだけ話して球場を後にした。

 リーグ2連覇と33年ぶりの日本一をかなえるため、2月1日からチームは始動した。戸田にアクシデントがあったものの、その他の選手は順調に第1クールを過ごした。指揮官は「選手の動きがよく、体をつくって来てくれた。若い選手、ベテラン、外国人選手も初日から声を出して動いてくれた。チームの雰囲気はいい。いい形で5日間が終わった」と振り返った。

 第2クールの7日は、この日雨のため中止となったフリー打撃にドラフト1位・加藤(慶大)や同2位・床田(中部学院大)らが登板する。緒方監督は「結果だけではなく内容も見ていく。1日1日を、課題を持ってやってほしい」と期待した。

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