安仁屋臨時コーチが合流 初日から投手陣にゲキ

臨時コーチとしてキャンプに合流し投手陣にあいさつする安仁屋宗八=日南市天福球場(撮影・持木克友)
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 「広島春季キャンプ」(11日、日南)

 広島のOB会長である安仁屋宗八氏が、臨時コーチを務めるためチームに合流した。安仁屋氏の臨時コーチは昨春に続き2年連続で、第3クールが始まったこの日から最終日の3月1日までの約3週間務める。

 チーム宿舎を出て約1時間、油津港付近を散歩して球場に到着すると、練習前に行われた投手陣の円陣で、早速“安仁屋節”が飛び出した。

 快晴の空に手をかざしながら「良い天気を運んできた。この天気でも寒い?それは練習が足りんということよ。死ぬまで走れ。どうせ死なんのんだから。野村と福井がチームを引っ張れ」とげきを飛ばした。

 さらに「若い選手にとってはこの時期が一番、大切。ブルペンに何回も入ってアピールしないと、首脳陣は見てくれんよ。大瀬良も先発に復帰するんだから頑張れ。加藤(ドラフト1位・慶大)!岡田と一緒に見ていくからな」と力を込めた。

 最後に、円陣の中心で声だしをする選手にジョンソンを指名。手招きしながら「ジョンソン!カモン」と声を掛けたが、恥ずかしがったためジャクソンに変更。助っ人右腕も固辞したことで、最後に野村が代役を引き受けることになった。

 野村が「きょうもケガなく頑張りましょう」と言ったが、「声が小さい!面白くない!もう1回」と安仁屋臨時コーチ。これまで以上にチームの雰囲気を和やかにして、笑顔の花を咲かせて練習をスタートとさせた。

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