大谷世代・西川、広島内野陣『台風の目』 WBCで菊池&田中離脱「いいアピール」

 「広島春季キャンプ」(14日、日南)

 激戦区の内野で台風の目になりそうな気配だ。守備は軽快、打撃も力強い。プロ2年目の西川龍馬内野手(22)に、ブレークの予感が漂っている。

 「ショートが一番守りやすい。小さい頃からずっと守ってきたポジションなので」

 キャンプでは主に遊撃を守り、レギュラーをうかがう。3月にはWBCが開催される。侍ジャパンに選出された不動の二遊間、菊池、田中がチームを離れるため、実戦の出場機会も大幅に増えそうだ。西川は「いいアピールの時期になると思う」と意気込む。

 昨季は内野のバックアップとして62試合に出場した。58打席という限られた中でも打率・294。素質の高さを示し「日本シリーズでもヒットを打てた。1年目にしては結果が出た」と確かな手応えをつかんだ。オフには肉体強化に着手。体重を68キロから74キロとし、たくましさが増した。阪神の開幕投手候補、メッセンジャーからも2打数2安打。開幕戦でのスタメン抜てきの可能性も、十分にありそうだ。

 94年生まれでチームメートの鈴木、日本ハム・大谷、阪神・藤浪らと同世代。「すごい選手がいるのは刺激になる。誠也が打つと自分も打たないと、と思う」。走攻守にセンスあふれるスター候補生。伸び盛りのプレーに磨きをかけ、し烈な内野争いをかき回す。

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