ジャクソン、チェンジアップいける!緩急15キロ差

 「練習試合、広島1-0ネクセン」(27日、コザしんきんスタジアム)

 広島のジェイ・ジャクソン投手(29)が27日、韓国・ネクセンとの練習試合で実戦初登板した。1回を1安打2奪三振無失点で、順調な仕上がりをアピール。投球の幅を広げるため、精度向上を目指すチェンジアップにも手応えをつかんだ。

 直球はこの時期にも関わらず、最速148キロを計測。初対戦となったネクセンの打者は、手が出ない場面が何度もあった。持ち味の剛球は健在で「全体的にまとまっていた。内角にもしっかり投げることができた」と納得の表情を浮かべた。

 直球とスライダーが右腕の生命線だ。今年はそこに遅い球を加えられるかがテーマとなる。リーグ2位の37ホールドを挙げた昨季も投じていたが、精度はあまり高くなかった。他球団が徹底的に研究してくるのは想定内。それをしのぐための挑戦でもある。

 19球中5球投げた。球速は130キロ台前半で、直球との球速差は約15キロあった。「使える球になるんじゃないかな」と畝投手コーチ。調整が進み、直球が150キロを超えてくればさらに緩急差が大きくなり、打者を手玉にとることができる。

 新外国人のブレイシアとセットアッパーの座を争う。昨季残した結果は関係なく、右腕も競争の渦中にいる。「1軍に残れるように結果を残していきたい」。油断や慢心はない。全力でマウンドに上がり続ける。

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