ドラ3床田“プロ初勝利”で景気づけじゃ!29日2軍戦先発

 広島のドラフト3位・床田寛樹投手(22)=中部学院大=が27日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し“プロ初勝利”を誓った。29日のウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)に先発予定で、白星を手にして4月5日の中日戦(ナゴヤドーム)に弾みをつける。

 開幕前、最後の登板。課題克服や調整が優先されるが、結果が伴えば気持ち良くシーズンに入れる。床田は「投げるからには勝ちたい」と、勝利への意欲を示した。

 オープン戦は3試合に登板し0勝2敗。22日のオリックス戦(京セラドーム)では、5回10安打5失点と大炎上した。「左打者の内角に投げきらないといけない」。外角一辺倒の投球が失点の要因と自己分析。的を絞らせないため、ソフトバンク戦では内角への制球をテーマに登板する。

 初のドーム球場登板で捕手のサインが見えにくかったことから、登板翌日に初めてコンタクトレンズを購入。視力は1・5まで上がった。「見えることに感動しました」。良好な視界も投球を後押しするに違いない。

 球団の新人でただ1人、開幕ローテに入った。「同じタイプが続かない方が良い。左が入っているのは大きな違い」と畝投手コーチ。首脳陣の期待は大きい。床田が、開幕ダッシュを狙うチームの一翼を担う。

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