コイはガマン 七回途中“打てん”中止、わずか2安打…今季初4連敗

 大粒の雨の中、緒方監督はクラブハウスへと歩を進めた。雨脚が強くなり七回裏途中、降雨コールド。小川の前に2安打無得点で今季初の4連敗を喫した。「エースが相手だから。初回にしても良い当たりがグラブに収まった。1点が(取れない)、という形に結果的にはなっている」と振り返った。

 初回、先頭・田中の四球から2死二、三塁と先制機をつくり松山が打席に立った。芯で捉え中前に抜けるかと思われた鋭い打球は、小川が出したグラブの中へ。0-1の七回2死二塁では、代打・新井が遊ゴロに打ち取られた。

 連敗が始まった19日・DeNA戦から4試合で計4点。得点力不足に泣いている。打線変更が1つの起爆剤として考えられるが「それをすると逆に選手は焦ってしまう。我慢しないと」と石井打撃コーチ。今後も、開幕からの戦いを続けていく構えを示した。

 4連敗で2位・巨人とのゲーム差は0・5に縮まった。それでも引き分けを挟んで10連勝したこともあり、貯金は「5」ある。シーズンは始まったばかり。指揮官は「試合の中できっちり、やることをやっていくしかない。自分たちの野球?それをしっかりとやっていかないと」と前を向き、グラウンドを後にした。(市尻達拡)

4連敗を喫し厳しい表情で引き揚げる緒方監督(撮影・三好信也)

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